DRV8432の説明とか
RCJで使ったMDの話
はじめに
大垣に出る方おつかれ様です!
INPUTで使ったモータードライバIC「DRV8432」の説明をして、ジュニアの皆さんには頑張っていただきたいと思います。
DRV8432の機能とか癖とか
とりあえずデータシートを読みましょう。対応して読みつつ、丸パク以外もできるように書きます。がんばります。結構飛ばします。
http://www.tij.co.jp/product/jp/DRV8432
1 特徴(Features)
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FETのON抵抗が110mΩで昇圧の関係で97%しかPWMかけれない
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モーター用の最大動作電圧は52V(50V)
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2chで各7A最大(ピークは12A)
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最大PWM周波数は500kHz
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電流制限できる
2 使用例(Applications)
ブラシDCモータ回せる!
3 説明(Description )
だいたい特徴と一緒。大事なことは電源は2系統必要で、ICの内部回路用12V(固定)と、モータードライブ用0-50V(ご自由にどうぞ)が必要ということ。
5 ピンアサインと機能(Pin Configuration and Functions)
図の通りです。(出典書くのも面倒なのでデータシート見てね)
DRV8412と今回のDRV8432の違いは、ICの大きさ、ピン配置、電流量で、下位互換っていうことでよかったと思います。
ここで、大事なことがでてきます。設定ピンです。
これより、4つのモードがあることがわかります。
4番目のモードが””one PWM input each full bridge with complementary PWMon second half bridge””って書いてあって、これLAPのことじゃんって思って、当時、速攻で設計&発注しました。
上2つが普通の使い方に電流制限ありなし、3番目が並列モード(1chで連続14A流せるやつ)です。
7.3 機能について(Feature Description)
・FAULTとOTWはエラー出力ピン。無視しましたごめんなさい。
・電流制限の抵抗設定表がpp.14にある
・RESET_ABは上げとく
・LAPのときはBとDは落とす
・その他いっぱいいいことが書いてるけど、読めないところもあるし全部書くと膨らむので省略します。
8章(Application and Implementation)に回路図載ってるから参考にする
10 レイアウト(Layout)
基板の推奨配置を教えてくれているので参考にすると勉強になる。
ブートストラップ用のコンデンサはめっちゃ近づけてねとかいろいろ念を押して書いてあるから脳筋設計しないようにする。
INPUTが実際に使った基板がこちら
データシート読んだのか??って煽られそうで泣きそうなんですけど、公開しました~。DM来た人だけにあげるのもなんか不公平ですし。
注意が必要なのはDRV8432は電源が2系統必要なのに、こいつは1系統だけということです!
これはバッテリーが12V(Li-Po3S)なので一緒にしましたが、違う場合は12V別途必要です。
あとはデータシート読みながら僕のくそざこ回路と比較して意味を解読すると、他のデータシート読む力もついていいと思います。